婦人科診療

ピル・ホルモン剤について

① アフターピル(緊急避妊薬)

避妊に失敗して72時間以内に飲むお薬です。72時間以内に服用となってますが、早い方が避妊効果は高いと言われています。
アフターピルを服用してもすぐに月経は来ません。100%ではない為、次回の月経が1週間以上遅れた場合は診察をお受けください。
当院では先生とお話して頂き、処方しております。

② 低用量ピル(経口避妊薬)

性成熟期の女性の間に低用量ピルによる避妊法は比較的副作用が少なく広く普及しています。しかしホルモン剤です
から規則的な服用が大切です。さらに喫煙や前兆のある片頭痛がある方や40歳以上で服用を希望の方にも慎重投与
が求められます。当院では6か月ごとの採血、1年に1回の子宮がん検診、乳房超音波検査を行い安全な避妊を目指し
ています。
40歳以上の方はマンモグラフィーをおすすめします。
ご希望の方はまず問診票を記入して頂きます。
他医や職場で検査を受けている場合は結果表を持参して頂ければその内容に合わせて検査を調整します。すべての検査が終わり異常がなければ、薬の種類にもよりますが3ヶ月または6ヶ月の処方が可能です。
何回かに分けての処方も可能ですが、処方の際は血圧・体重を測定しております。

③ 避妊リング

子宮内にプラスチック製の器具を挿入し避妊ができます。
抜去困難を避けるため4-5年で交換が必要です。副作用、規則的服用ができずピル服用をあきらめた方には有効な避妊法です。挿入後3か月ごとに2回ほど通院していただき器具の位置を確認し、その後は1年に1回の通院で経過を見ます。

ミレーナ

出血の量を減らし痛みを軽減する為に用いられます。
子宮内膜症の治療を目的とした子宮内挿入器具(ミレーナ)は、月経痛のために使用する黄体ホルモンを塗布した器具です。月経痛に大変有効で避妊効果もあり、健康保険適応のため比較的安価ですが、黄体ホルモンの影響で不正出血が発来することがあります。多くは6ヶ月くらいで止血します。この器具の黄体ホルモンは減少するため、避妊リング同様に挿入後2回通院経過後1年に1回の位置の確認が必要です。

⑤ 月経移動

旅行や大事なイベントなどに生理がきそうだけど、来て欲しくない時などの場合は生理をずらすことができます。 ずらしたい生理の始まる予定日の5日前からお薬を飲んで頂きますので、ご希望の方は早めにご相談下さい。

排尿障害

尿が近い、トイレに行っても出ない、残尿感、排尿時に痛む、尿もれなど、膀胱炎の症状がある場合は、尿検査後お薬を処方致します。

妊娠判定

生理周期が安定している18歳~45歳の方で妊娠の可能性があり予定生理を10日以上経過して無月経が続くときは妊娠検査を受け正常妊娠を確認するが必要があります。
診察は内診、超音波検査、尿検査などです。
妊娠6週過ぎに児心拍が確認でき分娩が希望の方は他の分娩取り扱い施設へ紹介します。
妊娠継続を希望されず人工妊娠中絶を受けたい方は診察後お申し出くだされば詳細をお知らせします。


*人工妊娠中絶をご希望の方へ

1 当院の診察を受けてから予約していただきます。
2 対象は妊娠4~11週までの方です。
3 原則手術前検査が必要です。他院で検査済みの方は申し出てください。また検査で異常が認められる場合は他科へ
紹介することがあります。
4 合併症をお持ちの方は主治医の紹介状が必要です。
5 妊娠週数、既往歴(帝王切開、円錐切除など)に応じて手術1時間前に子宮頚管拡張器を挿入する場合があります。
6 手術後出血が続く間は通院が必要です。
7 地方から受診され当日手術が希望の方は地元の病院での診察所見をお持ちください。また当日の予約状況、術後通院なども事前にご連絡相談してください。

性病・おりもの

おりもの・かゆみ・におい・痛みがある方

おりものの量が多い、においが気になる、かゆみがある場合など、何か気になる様な事がありましたら、悩まずに受診して下さい。

性病の心配ある方

クラミジア・淋菌・トリコモナス・カンジダ等…おりもので検査します。梅毒・HIV等…血液検査があります。 又、ヘルペス、コンジロームなどの検査・治療も行っております。

※女性の性生活に関するご相談にも応じます。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんはワクチンで予防できます

子宮頸がんは子宮の入口にできるがんです。 20代~30代の若い女性に一番多いがんです。

ワクチンの接種対象は10才以上であり、性交前の女性では90%、性交経験のある女性でも50%子宮頸がんを予防できます。効果持続としては、少なくとも20年間は抗体価は維持されることが推計されています。
しかし、ワクチン接種前にすでに発症している子宮頸がんや前がん病変の進行を遅らせたり、治したりすることはできません。
令和5年,4月より9価ワクチン(シルガード)接種が始まりました。
接種回数は半年の間に3回(1回目接種後、2ヶ月後と6カ月後)必要です。
子宮がんをより確実に予防するためには、ワクチン接種後も定期的に子宮がん検診を受けることをお薦め致します。
料金などの詳しいことはお電話でお気軽にお問合せ下さい。

※子宮がんワクチンの接種をご希望の方は事前にご連絡下さい。

子宮頸がん
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